シブヤ大学受講でシブヤをバーチャル歴史散歩

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シブヤ大学で「シブヤを地図で読む! 歩きたくなるシブヤ 〜江戸-明治-昭和-平成+オリンピック〜」という講座を受けてきました。

シブヤ大学とは、渋谷のまち全体を教室にし学びの場にするというコンセプトで、ありとあらゆる分野の授業や、ゼミ・サークル、地域活動を行っている正規の大学ではない大学です。会員登録をすれば誰でも受講することができます。ただ、人気のある講座は抽選が行われ受講できない場合もあるので、あまり期待せず申し込むとガッカリ感も和らぎます。

そういう私も以前申し込んだ講座に落ちてガッカリしたのですが、今回の講座が当選したときは嬉しさ倍増でした。

今回の講座は、散歩好きにとってはなんとしても受講したい講座。以前NHKで放送されていて大好きな番組だった「ブラタモリ」でも渋谷の回があり、土地の高低差や1964年の東京オリンピックを前に作られた渋谷川の暗渠、明治神宮までの参道などをタモリさんが興味津々で専門家と歩いて廻っていたのを見ていたので、余計気持ちが入っていました。

この講座は人気だったらしく、30名の募集のところ約120名ほどの応募があったそうです。そんな講座を受講できるなんて本当に嬉しく、またありがたく思いました。

シブヤ大学 抽選受付メール

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シブヤ大学 当選メール

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シブヤを地図で読む! 歩きたくなるシブヤ 〜江戸-明治-昭和-平成+オリンピック〜 渋谷年表

講座ではたくさんの資料が配られ、その資料にそって進められました。
講座の先生は、地図を見ながら「あ〜、この地図で一日しゃべれる!」と時間に制限があるのを惜しみながら講義をしてくれましたが、その気持ちがとても伝わってきて、本当に地図が好きなんだな〜と微笑ましく思いました。

最初は渋谷の略史資料の行政史や交通史などの各カテゴリから主要な出来事を年表に書き写しました。この作業だけでなんとなく渋谷史の流れがつかめたような気がします。

シブヤを地図で読む! 歩きたくなるシブヤ 〜江戸-明治-昭和-平成+オリンピック〜-渋谷略図

次に方眼紙が配られ、講師の先生の指示のもと渋谷の大まかな配置図を書きました(上部写真右)。まず最初に方眼紙の中央に「渋谷駅」を書き、それを中心に渋谷川や電車や道路などを書き込みました。
その書き込んだ紙と写真左の基盤地図を照らし合わせて地形からの視点で渋谷をみていきました。渋谷の街の下には渋谷川が流れていて、渋谷駅はとても低い位置にあります。渋谷西武へ地下道が通っていないのは渋谷川が流れているから、現在のこどもの城は東京市街鉄道が青山方面から渋谷までの高低差を走るパワーがない時代のターミナルの跡地であること、千駄ヶ谷の国立競技場の観戦席は渋谷川への地面の傾斜をうまく利用しているなどなど、とても興味深い内容ばかりでした。

その後はGoogle Earthをつかい、明治43年と平成元年を重ねた地図をもとに、渋谷川の上流から川にに沿っておすすめのお散歩コースを紹介してくれました。地図と画像を見ながら歴史をたどったバーチャル散歩はとても楽しかったです。今度実際に歩いてみたいです。

▼シブヤ大学
http://www.shibuya-univ.net/

▼シブヤ大学「シブヤを地図で読む! 歩きたくなるシブヤ 〜江戸-明治-昭和-平成+オリンピック〜」
http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/989/

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