パリを訪れると必ず行くマルシェが「アリーグル市場(Marché d’Aligre)」。
この市場と周辺の雰囲気が賑やかで楽しいことと、一番の目的の、トリュフ入りのチーズを手に入れるため。
「アリーグル市場」は、屋外市場と屋内市場のふたつの市からなる市場です。
ここでトリュフ入りのチーズを買うようになったきっかけや、「アリーグル市場」についてご紹介します。
「アリーグル市場」への行き方についての記事は以下のリンクよりご覧ください。
パリのマルシェ「アリーグル市場」への行き方
トリュフのチーズを買う
トリュフ入りのチーズを買いはじめたきっかけは、「アリーグル市場」の屋内市場「ボーヴォー市場(Marché Beauvau)」にあるチーズ屋さん。
陳列されたたくさんのチーズをうっとり見ていたときのことです。
種類が豊富でおいしそうなチーズばかり。。。
クリスマス前だったためか、たくさんの人がチーズを購入していきました。
このとき、お客さんが数種類のチーズを選ぶなかで、必ずと言っていいほど購入されるチーズが。
このチーズだけは飛ぶように売れてる!
それがこのあとリピートすることになる、「トリュフ入りのチーズ」です。
こんなに売れるということは、とってもおいしいチーズかも・・・!
そこでわたしもこの流れにそって購入。
家族にも食べてもらおうと多めに購入しました。
帰国後、このチーズを家族にふるまったらあとの祭り。
家族みんながこのチーズにはまり、以後パリに行く度に購入しています。
チーズを買うときのフランス語
チーズを買うときのフランス語をご紹介します。(※フランス語に慣れていない方向けです)
「大きさ(目分量)」での伝え方や、「グラム(量)」の伝え方もご紹介しています。
[私]
日本語:「こんにちは。(欲しいものを指さして)これください。」
フランス語:「Bonjour, Je voudrais ça.(ボンジュー、ジュヴドレ サ)」
[店員](チーズに包丁をあて、カットする大きさを示しながら)
日本語:「このくらい?」
フランス語:「Comme ça?(コムサ?)」
[私]
希望通りなら
日本語:「はい、ありがとう」
フランス語:「Oui, merci.(ウィ、メルシ)」
もう少し多くして欲しい場合
日本語:「もう少し多く」
フランス語:「Un peu plus.(アンプゥ プリュス)」
もう少し少なくして欲しい場合
日本語:「もう少し少なく」
フランス語:「Un peu moins.(アンプゥ モワン)」
「グラム(量)」を言う場合
日本語:「100グラム」
フランス語:「Cent grammes.(ソン グラム)」
☆フランス語の「グラム(量)」
50グラム:cinquante grammes(サンカント グラム)
100グラム:cent grammes(ソン グラム)
150グラム:cent cinquante grammes(ソン・サンカント グラム)
200グラム:deux cents grammes(ドゥ・ソン グラム)
250グラム:deux cent cinquante grammes(ドゥ・ソン・サンカント グラム)
300グラム:trois cents grammes(トワ・ソン グラム)
350グラム:trois cent cinquante grammes(トワ・ソン・サンカント グラム)
400グラム:quatre cents grammes(キャトー・ソン グラム)
450グラム:quatre cent cinquante grammes(キャトー・ソン・サンカント グラム)
500グラム:cinq cents grammes(サン・ソン グラム)
1キログラム:un kiro grammes(アン キロ)
そして、ことばの最後に、「お願いします」の意味の
「s’il vous plaît.(シルヴプレ)」
をつけると、より丁寧な言い方になりますよ。
ところで、チーズをお土産にするとき、帰国までの保存方法のことが心配になりますよね。
でも大丈夫。
この市場のチーズ屋さんは、お願いすれば真空パックにしてくれます。
真空パックにしてもらうときのフランス語
真空パックにしてもらうときのフランス語をご紹介します。
日本語:「真空パックでお願いします。」
フランス語:
「Emballez sous vide, s’il vous plaît.(オンバレ スー ヴィッドゥ シルヴプレ)」
または、「Emballez(オンバレ)」をとって、
「Sous vide, s’il vous plaît.(スー ヴィッドゥ シルヴプレ)」
でも十分通じます。
これで気軽にチーズをお土産にしてくださいね。
(真空パックにしてもらっても、帰国後できるだけ早めに食べた方がいいかもしれません)
ちなみに、この市場のチーズ屋さんは、すいている時などお店のスタッフに余裕がある時は、頼まなくてもチーズを試食させてくれます。
チーズ以外にも、たくさんの食材が豊富に揃っているこの「アリーグル市場」。
食材を見てまわるだけでも楽しいんです。
アリーグル市場
パリ12区にある「アリーグル市場」は、とっても庶民的な市場。
たくさんの地元の人で溢れていますが、月曜日以外毎日開いているので、旅行者にもうれしい市場なんです。
新鮮な野菜や果物などが豊富。
ここは、パリのマルシェの中でも、とてもリーズナルブルなんですよ。
しかも、BIO(オーガニック(有機栽培由来)製品)も揃っています。
「アリーグル市場」は、
- パリで一番古いと言われている屋内市場(ボーヴォー市場)
- 屋内市場の前を通るアリーグル通り沿いに立つ屋外市場
の、ふたつからなっています。
さらに、屋内市場向かいのアリーグル広場では、
- 蚤の市(ブロカント)
も開催。
ここは、マルシェと蚤の市が同時に楽しめる場所なんです。
パリ最古の屋内市場「ボーヴォー市場」
「ボーヴォー市場(Marché Beauvau)」は、パリで一番古いと言われている屋内市場。
1779年に建設され、その後1843年にパリ市の建築家によって再建されました。
そして、1982年には歴史的建造物に指定。
建築好きの方には必見の建物かもしれません。
(でも、2015年に電気系統が原因と思われる火災が発生し、建物の一部が焼失したこともあります)
この「ボーヴォー市場」には、お肉、魚、野菜、果物、チーズ、オイルやスパイスなどの農産物の専門店が軒を連ねています。
その中でも、お肉屋さん(Boucher)の「Michel Brunon」は、「アラン・デュカス(世界的に有名な3つ星シェフ)」がおすすめしていたんですよ。
この「Michel Brunon」では、ヨーロッパでは珍しく馬肉も売っています。
食材を見ているだけでも幸せになるくらい、おいしそうなものばかり。
そして「ボーヴォー市場」の中央には、シンボルのような噴水があります。
水は出ません。
「ボーヴォー市場」内は、この噴水を中心に、2本の主な通路が直角に交差。
その2本の通路から複数の脇道がのび、そこにお店が整然と並んでいて、中はわかりやすいんです。
屋外市場
屋内市場「ボーヴォー市場」の前を通る「アリーグル通り」に立つ屋外市場。
長い通りにずら〜っと、色とりどりの野菜や果物が並んでいます。
フランスが「農業大国」だということを思い知らされます。
パリに住んでいたら毎日通いたい。。。
野菜や果物など、どれもキラキラいきいき。
旅行中お料理ができないホテル宿泊の旅行者は、羨望のまなざしを送るのみ。
でも、果物だったら気軽にホテルで食べられるので、ぜひ購入して食べてみてくださいね。
安いわりにビックリするくらいおいしいですよ。
果物を買うときのフランス語
果物などを買うときのフランス語をご紹介します。(※フランス語に慣れていない方向けです)
「個数」の伝え方や、「量」の伝え方についてもご紹介しています。
[私]
日本語:「こんにちは。(欲しいものを指さして)これください。」
フランス語:「Bonjour, Je voudrais ça.(ボンジュー、ジュヴドレ サ)」
店員さんから「個数」を聞かれる場合
[店員]
日本語:「何個?」
フランス語:「Combien?(コンビアン?)」
[私]
日本語:「2個」
フランス語:「Deux.(ドゥ)」
☆フランス語の「数」
1:un(アン)または、une(ユヌ)※
2:deux(ドゥ)
3:trois(トワ)
4:quatre(キャトー)
5:cinq(サンク)
6:six(シス)
7:sept(セット)
8:huit(ユイット)
9:neuf(ヌフ)
10:dix(ディス)
※「1個」の場合、果物のなまえ(名詞)が男性名詞の場合は「un」、女性名詞の場合は「une」
男性名詞か女性名詞かわからない場合が多いと思いますので、
- とりあえず「un(アン)」と言う
- 親指を立てて(フランスでは「1」を表す)伝える
といいかもしれません。
店員さんから「量」を聞かれる場合
[店員](量を示しながら)
日本語:「このくらい?」
フランス語:「Comme ça?(コムサ?)」
[私]
希望通りなら
日本語:「はい、ありがとう」
フランス語:「Oui, merci.(ウィ、メルシ)」
もう少し多くして欲しい場合
日本語:「もう少し多く」
フランス語:「Un peu plus.(アンプゥ プリュス)」
もう少し少なくして欲しい場合
日本語:「もう少し少なく」
フランス語:「Un peu moins.(アンプゥ モワン)」
—
以上となります。
ことばの最後に、「お願いします」の意味の
「s’il vous plaît.(シルヴプレ)」
をつけると、より丁寧な言い方になりますよ。
でも、うまく話せなくても身ぶり手ぶりでもなんとかなります。
最初のあいさつ「Bonjour!(ボンジュー!)」と、
最後のあいさつ「Merci, au revoir.(メルシ、オフボワー)(ありがとう、さようなら)」を忘れずに言えば、きっと楽しいお買い物ができます。
蚤の市(ブロカント)
屋内市場向かいのアリーグル広場で開催されている蚤の市(ブロカント)。
古本、古着、食器などのアンティーク雑貨、なんでもありの数々が広げられています。
お店の人と話し込む人や
夢中に古本を読んでいる人。
いつものんびりとした雰囲気が漂っています。
たくさんのお店が出ているので、掘り出し物が見つかるかもしれません。
基本情報
- 住所:Place d’ Aligre 75012 Paris
- 交通:
- メトロ:8号線「Ledru-Rollin」駅、1号線・14号線「Gare de Lyon」駅
- RER:A線・D線「Gare de Lyon」駅
- 営業時間:(月曜日以外は営業)
- 屋内市場「ボーヴォー市場」:
火〜金 9:00~13:00、16:00~19:30 / 土 9:00~13:00、15:30~19:30 / 日 9:00〜13:30 - 屋外市場:
火〜金 7:30〜13:30 / 土〜日 7:30〜14:30
- 屋内市場「ボーヴォー市場」:
※営業時間は、お店により異なる場合があります。
まとめ
パリにあるマルシェのなかでも、庶民的でとってもリーズナブルな「アリーグル市場」。
パリで一番古いと言われている屋内市場「ボーヴォー市場」と屋外市場でお買い物を楽しめます。
月曜日以外は営業しているので、時間に限りのある旅行者にとってもありがたい市場です。
美術館などがお休みの多い「月曜日」や、パリ市内のお店がお休みの多い「日曜日」なども営業しているので、観光の合間に訪れてみてはいかがでしょうか。
新鮮で種類豊富な食材を見るだけでも楽しいですよ。
蚤の市も開催されているので、市場と蚤の市、両方楽しんでくださいね。
夏のヴァカンス時(8月頃)には、閉まっているお店もあります
イタリア食材のお店の夏季休業のお知らせには、
夏のヴァカンス
L’Italien は7月31日から8月29日まで休業します。
みなさま、またお会いしましょう。素敵な夏をお過ごしください!
と、書かれています。
ショック。。。
でも、他のお店がたくさん開いているので、安心してください。