「ヴァンヴの蚤の市」で掘り出しものさがし【パリ三大蚤の市】

パリの三大蚤の市のうちのひとつ「ヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)」。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像1

パリの南に位置する、14区の「ポルト・ド・ヴァンヴ(Porte de Vanves)」で開催される青空蚤の市です。

マルク・サニェ通り(Avnue Marc-Sangnier) と、ジョルジュ・ラフネストル通り(Avenue Georges-Lafenestre)にズラッとお店が並んでいます。

治安が比較的よく、交通アクセスのよい蚤の市なので、初心者にもおすすめです。

そんな「ヴァンヴの蚤の市」と、蚤の市で使うフランス語、パリの蚤の市情報などをご紹介します。

「ヴァンヴの蚤の市への行き方」についての記事は以下のリンクよりご覧ください。
「ヴァンヴの蚤の市」への行き方【パリ三大蚤の市】

パリ三大蚤の市は、
ヴァンヴ」のほかに、
クリニャンクール(Les Puces de Paris Saint-Ouen)」と
モントルイユ(Marché aux puces de la porte de Montreuil)」

治安が比較的よく、初心者にもおすすめ

「ヴァンヴ」はほかの二つの蚤の市に比べて、治安のいいエリア。

のんびりとした雰囲気で怖くないので、蚤の市を気楽に満喫してしまいます。

治安がいいとはいえ、どこにでもスリがいる可能性はあるので、持ち物には注意が必要です。

そして、比較的規模が小さめ。

それでも約380ものお店が通り沿いにびっしりと並んでいます。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像2

お店ごとに立派なしきりがあまりないため、圧迫感がなくにぎやかで、いつも楽しい気分になります。

取り扱っているものは、

プロのバイヤーが買い付けるようなアンティークから、ガラクタとも言えるようなものまで。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のアンティークの画像1
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のアンティークを品定めしているマダムの画像
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の 1euro / piece の画像
ひとつ1ユーロ
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のアンティークのキッチングッズの画像
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のノームとインテリアの画像

ありとあらゆる種類のものが揃っているので、ときどき掘り出し物が見つかったり。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のアンティークの画像2
けんかしている子どもの置物かわいい〜
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のアンティークのスタンプの画像
おしゃれな柄のや文字のスタンプがたくさん
パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の手芸用品屋さん(メルスリー)の画像
アンティークの手芸用品のお店

見ているだけでもとても楽しい蚤の市です。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)で真剣に品定めをしているおじさんの画像
ムッシューが真剣に品定め

夢中になって見ていると、買わなくても2〜3時間はゆうに過ぎてしまいます。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像3

お店の人同士が開店中にゲームをしていたり。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)でお店の人がゲームをしている画像1

マイペースでのんびりなかんじがいい〜

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)でお店の人がゲームをしている画像2

ときどきオルガンを弾いているおじさんもいて、陽気な雰囲気に拍車をかけてくれます。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)でおじさんがピアノを弾いている画像

クレープやサンドイッチなどの軽食や、コーヒーなどのドリンクを販売するスタンドもあります。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のクレープ、サンドイッチ、コーヒーなどの軽食スタンドの画像

ここは、買い付けのプロはもちろん、観光客が多く訪れる蚤の市。

お店の人は観光客に慣れているので、少し心配性だったり、蚤の市初心者にもおすすめの蚤の市です。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)のイラストのお店の画像

わたしがフランス語の勉強を始めたばかりのころ

初めてこの蚤の市に訪れたとき、

通りかかったお店のムッシューから

「Regardez!(ホギャールデ! 見て!)」

と声をかけられ、

「生(なま)の『Regardez』を初めて聞けた。。。」

と感動したのをおぼえています。

開催日

「ヴァンヴの蚤の市」は

土・日曜日の、7:00~14:00

に開催されます。

ただ、お店の人たちはのんびり。

気合を入れて7時に行っても、あまりお店は出ていないんです

なので、いち早く掘り出し物を見つけたいという場合以外でしたら、9時過ぎごろに行けばにぎやかな蚤の市を満喫できます。

パリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像4

注意が必要なのは、

土日のどちらかが12月25日などの祝日の場合、ほとんど出店がありません。

12月25日のパリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像1
12月25日(祝日)の朝10時過ぎの様子(以下の2つの写真も同様)

以前、その日が「12月25日」だということをうっかり忘れて行ってしまい。。。

12月25日のパリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像2

あまりのお店の少なさに、がっかりして帰ったことがありました。

12月25日のパリのヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)の画像3

お出かけの際は気をつけてくださいね。

パリの中心地から行きやすい

パリの南端にある「ヴァンヴ」。

メトロ、バス、トラム(地上を走る電車)の駅や停留所が、蚤の市の近くにあります。

そのため、パリの中心地からアクセスしやすいんです。

そして、蚤の市を満喫してから次の目的地へもアクセスしやすいのもうれしいポイントです。

「ヴァンヴの蚤の市への行き方」についての記事は以下のリンクよりご覧ください。
「ヴァンヴの蚤の市」への行き方【パリ三大蚤の市】

蚤の市のフランス語

蚤の市で出会うものは、機会をのがすともう二度と手に入らないかもしれません。

お気に入りを見つけたらぜひ手に入れたいもの。

「フランス語がわからないから」と、あきらめるのはもったいない!

ぜひこそ手に入れたいので、蚤の市で使うフランス語を「会話一覧」と「会話例」でご紹介します。

(※フランス語に慣れていない方向けです)

蚤の市の会話一覧

蚤の市のフランス語会話を一覧にしました。

  • こんにちは:Bonjour(ボンジュー)
  • これを触ってもいいですか?:Je peux le toucher?(ジュプゥ ル トゥシェ?)
  • いくらですか?:Combien ca coute?(コンビアン サ クッ?)
  • 私には高いです:C’est cher pour moi.(セ シェー プー モア)
  • もう少し安くしてください:Un peut moin cher s’il vous plait.(アンプゥ モワン シェー シルヴプレ)
  • これをください:Je voudrais ça.(ジュヴドレ サ)
  • ありがとう:Merci.(メルシ)
  • さようなら:Au revoir.(オフボワー)

フランス語の値段(20ユーロまで)を一覧にしました。

  • 1ユーロ:un euro(アヌーホ)
  • 2ユーロ:deux euros(ドゥズーホ)
  • 3ユーロ:trois euros(トワズーホ)
  • 4ユーロ:quatre euros(キャトーウーホ)
  • 5ユーロ:cinq euros(サンクーホ)
  • 6ユーロ:six euros(シズーホ)
  • 7ユーロ:sept euros(セットゥーホ)
  • 8ユーロ:huit euros(ユイットゥーホ)
  • 9ユーロ:neuf euros(ヌヴーホ)
  • 10ユーロ:dix euros(ディズーホ)
  • 11ユーロ:onze euros(オーンズーホ)
  • 12ユーロ:douze euros(ドゥーズーホ)
  • 13ユーロ:treize euros(トレイーズーホ)
  • 14ユーロ:quatorze euros(キャトーズーホ)
  • 15ユーロ:quinze euros(カーンズーホ)
  • 16ユーロ:seize euros(セイズーホ)
  • 17ユーロ:dix-sept euros(ディセットゥーホ)
  • 18ユーロ:dix-huit euros(ディズュイットゥーホ)
  • 19ユーロ:dix-neuf euros(ディズヌヴーホ)
  • 20ユーロ:vingt euros(ヴァントゥーホ)

数字はわかりづらいので、メモとペンを持っていくと便利です。

蚤の市の会話例

蚤の市での、フランス語での会話例をご紹介します。

フランスでは、お店の人に必ずあいさつをしてから話すと、楽しいお買い物ができます。

日本語:「こんにちは。」

フランス語:「Bonjour.(ボンジュー)」

手にとって見たいとき

日本語:「(触りたいものを指さして)これを触ってもいいですか?」

フランス語:「Je peux le toucher?(ジュプゥ ル トゥシェ?)」

店員

日本語:「はい、もちろん」

フランス語:「Oui, bien sûr.(ウィ、ビアン シュー)」

日本語:「ありがとう」

フランス語:「Merci.(メルシ)」

値段を聞きたいとき

日本語:「これはいくらですか?」

フランス語:「Combien ca coute?(コンビアン サ クッ?)」

店員

日本語:「10ユーロ」

フランス語:「10 euros(ディズーホ)」

値段交渉したい場合

日本語:「わたしには高いです。」

フランス語:「C’est cher pour moi.(セ シェー プー モア)」

日本語:「6ユーロでお願いします。」

フランス語:「6 euros, s’il vous plaît.(シズーホ、シルヴプレ)」

店員

日本語:「だめ、8ユーロ」

フランス語:「Non, 8 euros.(ノン、ユイットゥーホ)」

値段がOKなら

日本語:「OK、これください」

フランス語:「OK, je voudrais ça.(オッケー、ジュヴドレ サ)」

値段が合わない場合

日本語:「ありがとう」(と言って立ち去る)

フランス語:「Merci.(メルシ)」

買い物が終わったら

日本語:「ありがとう、さようなら」

フランス語:「Merci, au revoir.(メルシ、オフボワー

まとめ

パリ三大蚤の市のうちのなかでは小規模の「ヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)」。

それでも、アンティークのなかでも高価なものから安価なもの、家具、食器、絵画、手芸用品、本、ジュエリー、ポストカード、おもちゃ、などなど、ありとあらゆるものが揃っています。

そして、「ヴァンヴ」は比較的治安のいいエリアで、パリの中心からアクセス良好。

買い付けのプロから蚤の市初心者まで、とても楽しめる場所です。

フランス語でお買い物をすれば、きっといい思い出ができるはず。

土曜日または、パリ市内のお店がお休みの多い日曜日に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

基本情報

ヴァンヴの蚤の市(Les Puces de Vanves)

  • 公式サイト:https://pucesdevanves.com/(フランス語)
  • 住所:Avnue Marc-Sangnier 75014 Paris , Avenue Georges-Lafenestre 75014 Paris
  • 交通:
    • メトロ:13号線「Porte de Vanves」駅
    • バス:58番、95番「Porte de Vanves」
    • トラム:T3a「Porte de Vanves」駅
  • 営業時間:土日 7:00〜14:00
  • 開催エリア:以下のGoogleマップの青い点の部分が主な開催エリアです(実際はもう少し広範囲で開催)。

近隣情報

マルシェ・ブルンヌ「Marché Brune」

「ブルンヌ通り(boulevard Brune)」沿いで、木・土曜日に開催される朝市です。

ヴァンヴの朝市「マルシェ・ブルンヌ(Marché Brune)」の魚屋さんの画像
ヴァンヴの朝市「マルシェ・ブルンヌ(Marché Brune)」の八百屋さんの画像

住所:boulevard Brune, Paris 14e(トラム「Porte de Vanves」駅の近く)
開催日:木 7:00〜13:30 / 日 7:00〜14:30
交通:メトロ13号線「Porte de Vanves」駅、トラムT3a「Porte de Vanves」駅

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パリの蚤の市情報

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※いずれもフランス語サイトです。