毎年、パリでは9月の第3週末に開催される
「ヨーロッパ文化遺産の日(Journées Européennes du Patrimoine)」。
2023年は9月16日(土)・17日(日)の2日間に開催されます。
この2日間、ソルボンヌ大学は
例年のとおり一般公開(※入場無料)。
また、来年2024年にはパリで
オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることから、
オリンピックとソルボンヌ大学の
つながりに焦点を当てた、
特別ガイドツアーが開催されます。
そして今年も、子どもたちのために特別にゲームを作成。
子どもたちも大人といっしょに楽しめます。
「ヨーロッパ文化遺産の日についてはこちらの記事もご覧ください。
パリの文化施設が無料・割引に「文化遺産の日」
たくさんの施設が入ったソルボンヌの中を見学できる
ソルボンヌのなかは、
通常ツアーに参加する以外では
基本的には見学できません。
でも、この「ヨーロッパ文化遺産の日」には
一般公開され、無料で見学することができます。
ソルボンヌ内のふだん見られない施設や、
「ヨーロッパ文化遺産の日」のための
特別展示などを見学できます。
見学リスト
この2日間で、ソルボンヌ内の見学できる見どころを一覧でご紹介します。
(※見学ルート順ではありません。)
- Grand Amphithéâtre:大講堂
・900人収容できる。
・式典やコンサート会場などに使用
・巨大なフレスコ画と天井のステンドグラスがみどころ - Chapelle de la Sorbonne:ソルボンヌ礼拝堂
- Tombeau de Richelieu:リシュリュー枢機卿のお墓(ソルボンヌ礼拝堂内)
・お墓の上にある彫刻は、お墓の彫刻では傑作と言われている - Salon Richelieu (et ses trésors):リシュリュー枢機卿の部屋(&その宝物)
- Cour d’honneur:中庭(ソルボンヌ礼拝堂前)
・ヴィクトル・ユゴーとルイ・パスツールの像がある - Grand Salon:大広間
・絢爛豪華な部屋
・アルキメデスとホメロスの像がある。
・職業訓練生やアートの学生が制作した服を展示 - Salle des Actes:公式の間
・公文書や証書などにサインをするための公式な部屋 - Salle des Autorités:権威の間
・大学ごとに異なるガウンと、中世からのガウンの歴史などについて展示 - Salle Louis Liard:ルイ・リアールの間
- Bibliothèque interuniversitaire de la Sorbonne:ソルボンヌ大学図書館
・ふだんは学生や研究者のみが利用可能 - Salle Jacqueline de Romilly:ジャクリーヌ・ド・ロミリーの間(ソルボンヌ大学図書館内)
このほかにも、館内の装飾や絵画などみどころがたくさんあります。
ピエール・ド・クーベルタンが、1894年にオリンピック再興の演説を行った「グレアールの間(Salle Gréard)」は、セキュリティ上の理由で入場できないそうです。
ガイドツアー
近代オリンピックの基礎を築いた
ピエール・ド・クーベルタンが、
1894年にオリンピック再興の演説を行った
歴史的な舞台であるソルボンヌ大学。
このようなオリンピックとソルボンヌ大学の
つながりに焦点を当てた、
ソルボンヌ大学の特別ガイドツアーが開催されます。
特別ガイドツアー 日時
2023年9月16日(土)11:00〜・15:00〜
2023年9月17日(日)11:00〜・15:00〜
特別ガイドツアー 申し込み
現地にて申し込み
基本情報
ソルボンヌ大学「ヨーロッパ文化遺産の日」
- ソルボンヌ大学公式サイト:
https://www.sorbonne.fr/(フランス語) - 住所:47 rue des Écoles 75005 Paris(見学入口)
- 交通:
- 開催日:2023年9月16日(土)・17日(日)
- 開催時間:10:00〜16:30