フランスの大学といえば「ソルボンヌ大学(Sorbonne Université)」。
その「ソルボンヌ大学」の公式グッズを、観光客のわたしたち一般人も購入することができるんです。
ソルボンヌのロゴが入ったグッズは、ちょっと変わったお土産としておすすめです
ソルボンヌ大学のグッズは、以前は大学内で販売していたので敷居が高くて入れませんでした。
でも、2018年、大学の外にソルボンヌ大学公式グッズのお店がオープン。
お店の名前は「Boutique de la Sorbonne et des universités de Paris」です。
場所は、パリ・5区のカルチェ・ラタンにあるソルボンヌ大学の、道を挟んだ目の前にあります。
ソルボンヌ大学前の「ソルボンヌ広場(Place de la Sorbonne)」から歩いてすぐです。
店内でおみやげ選び
ソルボンヌの学生ではないけれど、ソルボンヌグッズのお土産がほしいと思いお店へ。
ロゴがすべて入ったグッズ
店内に入ると、種類豊富なグッズがたくさん。
とても見やすく並べられていました。
すべて「ソルボンヌ」のロゴが入っています。
ノートやペン類をはじめとする文房具、
Tシャツや、パーカーなどの衣類、
トートバッグや手さげなどのバッグ類、
コップやトレーなどの日用品もありました。
さらに、時計など、高価なものも。
ペーバーウェイトもかわいいなと思ったけれど、重すぎました
たくさんありすぎて迷いましたが、自分用にはラベンダー色のノートに決定。
手触りがスウェード調で、ロゴがエンボス加工してあっておしゃれなノートなんです。
おしゃれすぎていまだに使えません
男女区別のない衣類
中学生の甥へのお土産には、パーカーを買うことにしました。
でも、パーカーの棚をいくら見ても男の子用のものが見つからず。。。
なので、店員さんに
「男の子用のパーカーはどこにありますか?」
と聞いてみました。
すると、
「パーカーはユニセックス(男女区別がない)です」
とのこと。
大人用と子供用とは分かれていました
もう中学生なので、大人用のなかからサイズだけで選びました。
日本に帰り、甥にパーカーを着てもらうと少し大きいくらい。
でも、高校生になった今、サイズがちょうどよくなり、今でも時どき着てくれています。
パーカーの素材は、オーガニックコットン。
このお店のグッズは、地球環境や人への配慮を優先しているんですって
パーカーのほかにも、Tシャツもユニセックスのものがあります。
お昼休みの1時間は閉まっています
公式グッズのお店「Boutique de la Sorbonne et des universités de Paris」に行ったときのこと。
お店の前までくると人影がありませんでした。
扉を開けようとするも、びくともせず。。。
おかしいな、今日は定休日じゃないはずなんだけど。。。
よく確認したら、13:00から14:00まではお昼休みでした。
「仕方がない、開店するまでお茶でもするか」
と、カフェがいくつかある、ソルボンヌ大学前のソルボンヌ広場(Place de la Sorbonne)へ。
ソルボンヌ広場にあるカフェでお茶をし、時間をつぶしました。
開放感のなか、サラダもコーヒーもおいしかったです
14:00を過ぎたので、改めてお店へ。
ちゃんと開いていました。
よかった〜
ソルボンヌ大学とパリ大学
パリ大学の通称だったソルボンヌ大学
お店の名前は、
「Boutique de la Sorbonne et des universités de Paris」。
日本語にすると、
「ソルボンヌ大学とパリ大学のお店」
になります。
ソルボンヌ大学だけじゃないの?
「ソルボンヌ」という名前は、
聖職者「ロベール・ド・ソルボン」からうまれています。
ソルボンは、1253年に貧しい神学部学生のための学寮「コレージュ・ド・ソルボンヌ」を創設。
そして1257年、古くからあったパリ大学に、この「ソルボンヌ」が神学部として新設されることを国王から認可されました。
しばらくして、パリ大学は神学研究の主要な機関になります。
それから「ソルボンヌ」という名前は、一学部に過ぎないにもかかわらず、パリ大学の通称に。
「ソルボンヌ大学」は「パリ大学」の通称だったんですね
1968年にフランスでは、五月革命をきっかけに高等教育基本法を制定。
これにより、1970年、パリ大学はパリ第1大学からパリ第13大学の13の大学に分かれることになりました。
その後、13に分かれていたパリ大学がさらに再構成されます。
現在、正式な「ソルボンヌ大学」といわれるのが、2018年にパリ第4大学とパリ第6大学が合併した大学です。
なんだかややこしい〜
お店の運営はパリ大学事務局
このお店を運営しているのは、「パリ大学事務局」。
お店の前にある、本館「ソルボンヌ」の建物に所在します。
本館「ソルボンヌ」には、
ソルボンヌ大学をはじめとするいくつかの大学や研究機関、
リシュリュー枢機卿が建てた「ソルボンヌ礼拝堂」があります。
パリ大学事務局は、リシュリュー家の遺産や、13世紀から続くソルボンヌの伝統などを後継。
大学の共有財産や分割されていない財産を管理しています。
そのため、フランスの大学のシンボルである歴史的建造物の本館「ソルボンヌ」の管理も行っています。
パリ大学事務局は、
大学の財産と
ブランドの「ソルボンヌ」、
歴史的建造物である本館「ソルボンヌ」を
管理・運営しているんですね。
それにしても、日本人のわたしにはややこしい〜。
もう少し勉強したいと思います。
基本情報
Boutique de la Sorbonne et des universités de Paris
- 公式サイト:https://www.sorbonne.fr/la-sorbonne/boutique/(フランス語)
- 住所:10 rue de la Sorbonne 75005 Paris
- 交通:
- 営業時間:月〜金 10:00〜13:00、14:00〜18:00
(※入店は各閉店時間の15分前まで) - 休業日:土曜日・日曜日・祝日
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