パリでお料理教室【ランチ代わりにもおすすめ】

パリには、いろいろな種類や形式のお料理教室があります。

その中でも、わたしがパリ旅行中に参加した、

  • ランチタイムのたった30分でお料理を習い
  • 作ったあとはその場で食べられる

ランチ代わりにもおすすめの、

お料理教室をご紹介します。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ(L’atelier des Chefs)」パリ・サン・ラザール教室(Paris Saint-Lazare (9ème))の画像1
「ラトリエ・デ・シェフ(L’atelier des Chefs)」の「パリ・サン・ラザール教室(Paris Saint-Lazare (9ème))」

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」とは

そのお料理教室は、「ラトリエ・デ・シェフ(L’atelier des Chefs)」。

「ラトリエ・デ・シェフ」は、

好きな日に予約ができて、

気軽にお料理を習うことができるお料理教室です。

パリをはじめとするフランスの主要都市にいくつか教室があります。

コースも多彩で、

「ケーキ」「マカロン」「前菜料理」「ビストロ料理」「イタリア料理」「アジア料理」「フォアグラ料理」など、

プロを目指す人向けから、一般向け、子供向けのコースなど。

今回ご紹介するのは、「ランチコース(La Pause Déjeuner)」です。

ランチ代わりに誰でも気軽に受講

「ラトリエ・デ・シェフ」の「ランチコース」は、

地元パリの人たちに人気のコース。

お料理の講習時間が短く(30分!)、

作ったあとにお料理をその場で食べられるので、

仕事などのお昼休みランチも兼ねて

習いにくるパリジャンも多いんですって。

そんなコースでも、旅行者でも子供でも誰でも習うことができるんです。

「ランチコース」のメリット

「ラトリエ・デ・シェフ」の「ランチコース」の、

わたしが感じたメリットはたくさん。

  • 日常で作りやすいビストロ風ランチ(前菜・メイン料理)
  • プロのシェフが教えてくれる
  • 手ぶらで参加できる(教室でエプロンなども用意してくれている)
  • 30分の受講(スピーディなので気軽)
  • 誰でも参加できる(家族で参加するのもいいですね)
  • いろいろな国の人との共同作業で一体感
  • 言葉がわからなくても、同じチームの人やシェフがフォローしてくれる(みんな優しい)
  • 作った料理を参加者みんなで一緒にテーブルを囲んでいただく(和やかなランチタイム)
  • リーズナブル(19ユーロ ※2022年7月現在)
  • 受講後、習ったお料理のレシピをメールで知らせてくれる(手ぶらで帰れる)
  • 1回限りの参加(気軽)

「ランチコース」のデメリット

「ラトリエ・デ・シェフ」の「ランチコース」の、

デメリットについてあげます。

  • ウェブサイトがすべてフランス語
  • 受講前から受講後までに「ラトリエ・デ・シェフ」から送られてくるメールがすべてフランス語
  • 受講中の説明もすべてフランス語
  • 受講中はメモや写真をとるヒマがない

「デメリット」は、ほぼフランス語に慣れていない場合のみになってしまいました。

でも、今はとても便利な世の中。

文字を読む場合のフランス語は、

無料の翻訳ツールなどを使えば大体のことはわかります。

(お料理名だけは翻訳ツールでは一回で調べられない場合があるかもしれません)

受講中のフランス語はわからなくても大丈夫

問題は受講中のフランス語。

「説明がわからなくて、周りの迷惑になってしまうのでは・・・」

と心配になりますよね。

でも大丈夫です。

先生の言葉の説明はわからないかもしれませんが、

実演をしながらなので、料理方法を目にやきつけます。

もしわからなくても、同じチームの人のやり方をマネしたり。

でも、チームのひとたちは困っているとフォローしてくれるんですよ。

手をあげればシェフも助けにきてくれます。

とはいえ、

基本的なあいさつや、

食材の単語を

覚えていった方が少し心強いかもしれません。

いざ、お料理教室へ(わたしの体験談)

わたしが「ラトリエ・デ・シェフ」の

「ランチコース」に参加した体験をご紹介します。

・・・と言うと、

ひとりでサラッとこなしてきたかのように

聞こえるかもしれませんが、

まったくそうではありません。

小心者なので受講まではずっとドキドキ。

好奇心と勢いだけで申し込んだはいいけど、

フランス語はおろか、お料理もままならないので、

「周りの人たちのご迷惑になるのでは」

と、申し込みしたことを後悔したり。

そして、後悔と楽しみの気持ちが

交互にひょっこりと顔を出しながら、当日を迎えました。

教室に到着

ついにお料理教室の当日になり、

「せめて遅刻だけはしないように」

と、教室にものすごく早く到着してしまいました。

教室は、「パリ サン・ラザール(9区)教室(Paris Saint-Lazare (9ème))」。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ(L’atelier des Chefs)」パリ・サン・ラザール教室(Paris Saint-Lazare (9ème))の画像2

この教室のすぐ近くには、

グルメストリートと呼ばれる

「マルティール通り(Rue des Martyrs)」

があります。

「あまり早く来ても迷惑かなぁ。。。」

と、教室の近所をウロウロしたり、カフェに入ったり。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室の近所のカフェの店内の画像
時間つぶしに入ったカフェの店内

それでも時間を持て余し、

意を決して教室の扉を開けると、、、

スタッフが気持ちよくあっさりと中へ迎え入れてくれました。

「ホッ・・・」

受講前はコーヒを飲みながら待機

席へ案内してくれると、コーヒーを出してくれました。

(コーヒーは、教室に到着すると参加者みんなに出してくれます)

うれしいのと安心したのとで、少し緊張がやわらぎました。

まだ時間が早すぎたので、もちろん参加者はだれもおらず。。。

スタッフの方たちが、

講習後に食事するためのテーブルセッティングをしていました。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室内で、スタッフがランチコースの準備している画像

待っている間はそっとしておいてくれるので、教室内を観察。

所せましとある棚には、

たくさんの食材がきれいにならび、

販売されていました。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室内で販売されている食材の画像
いろいろな食材が豊富。上段は日本の即席味噌汁、お米、海苔。

料理器具もいろいろな種類が。

しかもおしゃれなデザインばかり。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室内で販売されている料理器具の画像

これからわたしたちが作るメニューが書かれた黒板も立てかけてありました。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室内のランチコースメニューが書かれた黒板の画像

黒板のメニューには、

  • 鶏肉のブリワット(鶏肉を薄い皮で包んだもの)
    ロケット(ルッコラ)ペースト添え
  • メスクランサラダ(いろいろなサラダ菜の盛り合わせ)

と書かれています。

メニューの下には、

追加料金で楽しめる「飲みもの」や

「シェフの手作りデザート」についても。

そして、レッスン場所であるキッチンでは、

シェフが準備をしていました。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」のサン・ラザール教室内のキッチンとランチコースの先生の画像
写真中央の白い服の方が、このときのシェフです。

教室の中を満喫していると、

だんだんと参加者の人たちが到着して、

全員が集まりました。

受講中はなごやか

参加者たちとみんなでキッチンに入ると、

キッチン台が数台。

キッチン台1台につき1チームになります。

それぞれの台には、

参加者はとくに戸惑うことなく

4人以内ずつで集まりました。

シェフが見本を見せながら説明をしてくださり、

説明のあとにはシェフが教えてくれたとおりに作業です。

同じチームのフランスの人と材料を計量するときには、

「アン(un:1)、ドゥ(deux:2)、トロワ(trois:3)・・・」

と一緒に数えながら計ったり。

なぜかわたしたちの台にお塩がなかったので、

シェフのところに行き

「塩を・・・」

「ください」と言う前に、

シェフは

「塩ね!」

と言ってすぐに持ってきてくれました。

こんなかんじで、

短い時間のわりになごやかな雰囲気のまま、

時間内に無事に作り終えることができました。

(しかしお料理がまるでできない私は必死)

受講後のお食事タイム

作り終えたお料理は、

食事用のテーブルに参加者たちで運び、

とり分けました。

そしてみんなでテーブルを囲み、

お料理をいただきました。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」の「ランチコース」で作ったお料理(Briouate de volaille au pesto de roquette, mesclun de salade)の画像
作ったお料理と、追加で頼んだきのこのスープ

一緒に作ったお料理は格別です。

周りの人たちとは

はずむほどの会話はできないけれど、

「おいしいですね」と言い合ったり。

隣に座っていたムッシューは家族で参加。

家族ではないわたしにも

おかわりのサラダを分けてくれたり、

いろいろと世話をしてくれました。

優しい。。。ありがたい。。。

お料理教室「ラトリエ・デ・シェフ」でのランチの食事中の画像
参加者たちとお食事。写真の二人は、世話をしてくれたムッシューの子どもたち

食べ終えた後は、

とくに合図もなくそれぞれがバラバラと席を立ち、

お会計をして帰って行きました。

ほんの短い時間のことなのに、

思い出に残るいい体験でした。

お料理は本当においしかった!

ちなみに、

家に帰ったらこのメニューを絶対につくる!

と思っていたのに、まだ作っておりません。。。

レシピはいつでも見られるので、

いつかは作ってみます。

受講までの流れ

受講から受講後までは、

わたしが受講した場合ですが次のような流れになります。

  1. 「ラトリエ・デ・シェフ」のサイトから予約申込
  2. 「ラトリエ・デ・シェフ」から「予約受付」メール
  3. 「ラトリエ・デ・シェフ」から「アカウント作成完了」メール
  4. 「ラトリエ・デ・シェフ」から「予約完了」メール
  5. 受講3日前に「ラトリエ・デ・シェフ」から「リマインド」メール
  6. 受講当日:受講、食事、支払
  7. 受講後、「ラトリエ・デ・シェフ」から習った「お料理レシピのお知らせ」メール

▼パリ「ランチコース」一覧(「ラトリエ・デ・シェフ」サイト)
https://www.atelierdeschefs.fr/cours-de-cuisine/?productIds=24&workshopIds=&timeSlots=&page=1

まとめ

外国で知らない人たちの中でのお料理教室。

とてもハードルが高そうですよね。

でも、実際参加してみると、国境は違うけれど同じ人間同士。

目的が一緒なら、言葉はあまり重要ではありませんでした。

パリの旅行中に、半日から一日つかうほどの

大げさなお料理教室ではなく、

  • 短時間でちょっと体験してみたい
  • おしゃれで美味しいお料理を習いたい

または、

  • いつもとは違うランチタイムを過ごしたい
  • リーズナブルで美味しいランチを食べたい

そんなとき、

この「ラトリエ・デ・シェフ」の

「ランチコース」はとてもおすすめです。

少し緊張するかもしれないけれど、

参加した後は充実感でいっぱいです。

ご興味があれば、ぜひ参加してみてください。

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